簡単なのに仕上がりはなんだかカッコいい、そんなミシンキルトの作り方のご紹介です。こちらも初級者向けであっという間に作れますよ。今回はUSAコットンmodaのHoney Bunという3.8cm幅のカットクロスを使用します。 デザインは
Zen Chicさんの”Reel Time”というものを選び、モダンでシックなイメージにしました。
【今回の完成形】PCカバー(MacBook Air 13インチ用)
家族のPC用に、ベースを暗めのグレーにして男性用のデザインとしました。
気に入った布をセレクトする
Zen Chic Reel Timeの布は白・黒・緑・オレンジを基調としたモダンカラーです。この中から自分が気に入った布を数本セレクトします。
一方で、ベースとなる布も準備します。今回は暗めのグレーを合わせました。
布をすべて同じサイズ・本数にカット
Honey Bunsの布はもともと3.8cm幅なので、長さだけ決めます。今回は28cmでカットしました。ベースのグレー布も3.8cm×28cmで切り出しておきます。
ベース布を合わせ縫う
柄布とベース布をそれぞれ中表に合わせ、短いほうの両サイドを7mmエッジで縫っていきます。目のあらさは2.0でいきます。ミシンの押さえをパッチワーク専用押さえに交換しておきましょう。(参考『ミシンキルトは7MM(1/4インチ)エッジが基本!』)
チェーンピーシングといって、1回1回切らずに続けて縫っていきます。反対側も同様です。
縫えたらあいだの糸を切ってバラしておきます。
配置を考えてカットする
縫えたらひっくり返します。このような輪になっているはずです。
これらを好きなように並べて、色や長さの配置を考えます。配置・バランスが決まったら、後で確認できるようにケータイなどで写真を撮っておきましょう。
今回はベースのグレーのほうが上になるようにカバーを作りたいので、グレーの輪になっているところをハサミでカットしていきます。1本の長いストリングができます。
縫い代はアイロンで両開きに割っておきましょう。
長さ方向に縫いつなげる
キレイにアイロンができたら、先ほどケータイで撮った写真を見ながら再び並べ、2本ずつ中表に合わせて長手方向に縫いつないでいきます。
目のあらさは2.2でいきます。
これもチェーンピーシングで続けてどんどん縫っていき、あとで合間の糸をカットします。縫えたらまずアイロンで縫い代を倒しておきます。
つづけて同様に縫いつないでいきます。アイロンで倒す向きは一方向に合わせます。
すべて縫いつなげました。
半分に折るとこのような感じになります。カバンにしたり、ストリングの本数・長さを工夫してポーチなどにするのもいいですね。お好きな作品に仕上げてみてください。
ノートパソコン(MacBook Air)に合わせたカバーにしました
先日作ったSurface laptop用のPCカバーが使い勝手が良かったので、家族のPC用にもカバーを作り、プレゼントしました。
裏地とキルト綿をつけてキルティングをし、パイピングを今回は外側につけてなるべく薄型のカバーにしました。入口はあえて少しズラして、PCの裏表の区別がわかるようにしました。
【つくりかた】
裏地とキルト綿を2~3cmほど大きめにカットします。3枚を合わせて、自由にキルティングをします。キルティングは柄部分に落としと、ベースのグレー布にフリーモーションを入れました。
ミシンでのキルティングの手順についてはこちらをご参照ください。↓↓
【基本】ミシンキルティングの手順(直線とフリーモーション)
パイピングはダブルで織り込んで縫いました。小物向けのダブルパイピングのつけかたについてはこちらもご参考にどうぞ↓↓
【小物キルト向け】ダブルパイピングの縫いかた
ファスナーを縫い付けて、脇をパイピングでくるんで完成です。