表のトップ（ピースワーク）が終わり、キルト綿と裏地をつけたら、いよいよキルティング作業に入ります。このとき、ミシンの押さえはキルティングにふさわしい押さえに交換しましょう。

直線キルティングでは“上送り押さえ”を

直線縫いでキルティングをするとき、押さえを上送り押さえ（ウォーキングフットとも言います）に交換すると綺麗に仕上がります。普通の押さえのままでも縫えなくはないですが、送り歯が下の布ばかり送ってしまい、上のトップやキルト綿の部分が上手に送られず、布がズレていくおそれがあります。

上送り押さえは押さえのほうにもギザギザの送り歯がついていて、ミシン側の送り歯と同時に上下合わせて布を送ってくれます。

janome家庭用ミシンの場合：　上送り押さえ「送りジョーズ」

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上送り押さえへの交換方法を紹介します。まず、通常の押さえの左にあるネジをドライバー(またはミシン付属のドライバーパーツ)を使って外します。

次に、上送り押さえのアームを針どめネジの金属棒の上に乗せた状態で、上送り押さえをネジで固定します。

※brother家庭用ミシンの場合：　上送り押さえ「ウォーキングフットF033(ふり幅7mm用)」

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※JUKI家庭用ミシンの場合はミシン型番によってパーツが異なるため、ご自分のミシン型番に合ったものをお選びください。

フリーモーションでは“ダーニング押さえ”を

フリーモーションで自由なラインをキルティングするときは、通常の押さえで布を抑えてしまうと布が動かないため、ダーニング押さえ（キルト押さえともいいます）に交換したうえで、下の送り歯を下げる必要があります。

ダーニング押さえは針の動きに合わせて上下するため、布を自由に動かしやすくなります。

janome家庭用ミシンの場合：　「ダーニング押さえ」

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ダーニング押さえへの交換方法を紹介します。まず、通常の押さえの左にあるネジをドライバー(またはミシン付属のドライバーパーツ)を使って外します。

次に、ダーニング押さえのツメ部分を金属棒に当てて手で押さえながら、ネジをしめます。ある程度手でしめてから最後はドライバーでしめると良いでしょう。

ダーニング押さえに交換できたら、送り歯を下げます。これで布を自由に動かしながらキルティングができるようになります。

※brother家庭用ミシンの場合：　「キルト押さえ」

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※JUKI家庭用ミシンの場合はミシン型番によってパーツが異なるため、ご自分のミシン型番に合ったものをお選びください。

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ピースワークでは7mm押さえ（参考『ミシンキルトは7MM（1/4インチ）エッジが基本！』）、キルティングでは上送り押さえまたはダーニング押さえ、といろいろな押さえがありますが、交換は案外カンタンなので各工程でふさわしい押さえを使用して、効率よく美しくキルトを仕上げましょう。