ミシンキルトは7mm(1/4インチ)エッジが基本!

布の端から均等幅で縫うことが大切

ミシンキルトでは、布の端(エッジ)から7mm幅で均等に縫っていくが基本となります。正確にカットされた布に対し、端から同じ縫い代で縫うことで、ピースを縫いつないでいったときに綺麗な見栄えに仕上げることができるからです。

どうして7mmなのか?

合理的な作り方のミシンキルトは主にアメリカを中心に広まってきました。アメリカでは長さの単位はmm, cm, mなどは使わず、inch, feet, yardなどの単位を使います。そして、縫い幅は1/4 inch(インチ)が美しいとされてきました。1/4はquarter(クオーター)、アメリカ人にとってはキリの良い数字です。1 inch=25.4mm のため、1/4 inchは正確には、6.35mmとなります。

日本ではおよそ6.5mmくらいを目安に縫うことが多いです。1/4 inch(6.35mm)に比べるとわずかに大きいですが、0.1mm単位は誤差の範囲内となります。この縫い幅を通称 ”7㎜エッジ” と呼んでいます。

なお、布をカットするとき、縫い代は7mmで計算します。実際の縫い代は約6.5mmと申し上げましたが、布の縫い代の採寸は7mmで問題ありません。縫ったあとに布を折り開いたとき、わずかに折り返しの分だけ生地の長さが減ってしまうため、このくらいは誤差になります。また、個人個人のアイロンの当て方によっても微妙に寸法は異なってきますし、キルティングをすることで少し縮みやすくもなります。

縫い代7mmを保つための3つの方法

では、縫い代を7mm(実際は約6.5mm)に保って縫うにはどうしたらよいのでしょう。方法として3つご紹介します。

【方法1】パッチワーク専用のミシン押さえに付け替える

各ミシンメーカーがパッチワーク専用のミシン押さえを販売しています。これを購入し、お手元のミシンの押さえと付け替えることで、約6.5mmの縫い代を保ちながらカンタンに縫うことができます。これが最も効率的で楽な方法です。

パッチワーク専用のミシン押さえは、押さえの右側に薄板のようなものが取り付けられており、ここに生地の端がくるようセットして縫えば縫い代を均等に保つことができます。

[注意点]お手元のミシンのメーカーが出しているパッチワーク押さえであれば大体は付け替え可能ですが、年代物ミシンの場合は付け替えられない場合もございますので、メーカーへお問い合わせください。

付け替えの例:JANOME家庭用ミシンの場合

パッチワーク専用押さえはこちらです。

まず通常の押さえを取り外します。後ろの黒いパーツを押すと簡単に外れます。

次にパッチワーク専用押さえを同じ位置に置き、押さえを下げるとカチッとはまります。はまらない場合はズレているので、よく見ながら押さえを下げてください。

ミシンメーカー別 パッチワーク専用押さえはこちらをご参考ください。ミシン型番によってパーツが異なる場合もありますし、押さえ右側の布当て板があるものとないものもありますので、よくご確認のうえご購入ください。以下は布当て板があるものを紹介しています。

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brother:(※起動時左基線になるbrotherは、この押さえに付け替えた際は必ず中基線にセットしないと針が押さえにぶつかって折れることがあります!)

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【方法2】ミシンの針位置を変える

家庭用のコンピュータミシンは針の位置を左右に動かすことができます。針位置のことを針基線といいます。ミシン起動時には、brotherミシンの場合は一番ひだりの位置(左基線)にセットされ、JANOMEミシンの場合は中央の位置(中基線)にセットされることが多いです。これはミシンメーカーやミシンの型番によって異なります。

コンピュータミシンの場合ですと、”ふり幅”のボタンを使って、針の位置を0~7mmまで0.5mm刻みで細かく調整できます。これを調整し、実際に試し布で縫ってみて、縫い代が約6.5mmとなる位置を探りましょう。目安は、ふり幅5~5.5mmです。このやり方の場合、布の端が常に押さえ金の右端ラインにくるよう、よく見ながら縫っていくことになります。

針位置の調整の例:JANOME家庭用ミシンの場合

白い紙を用意します。(もちろん布でも構いません)紙の端と押さえの右側ラインをそろえてセットし、”上下停針”ボタンで針を下します。紙についた針の穴から紙の端までの長さが約6.5mmになるよう、針のふり幅を調整するという方法です。JANOMEミシンは起動時、中基線にセットされる仕様ですので、このときふり幅は3.5となっています。これを5~5.5mmを目安に変えていきましょう。

針の上げ下ろしをプーリーで手動で行うときちんとふり幅が設定されませんので、必ずミシンについている”上下停針”ボタンを使って針を完全に上げた状態でふり幅を設定し、”上下停針”ボタンを使って針を下げるようにします。

実際の縫い代の長さを測ってみます。ふり幅を5.0にすると、縫い代は約7mm強でした。もう少し針を右に寄せて7mm弱としたいので、次は5.5にセットしてみます。

ふり幅5.5にセットしたら、縫い代は約7mm弱となりましたので、このミシンの場合ですと、ふり幅5.5がベストだということがわかりました。布の端が常に押さえ金の右側ラインと揃った状態で縫っていけば、縫い代7mm弱を保てるということになります。


【方法3】ミシン土台に布位置の目安テープまたは固体を貼り付ける

パッチワーク専用押さえを買いたくない場合や、針基線を細かく変更できないタイプのミシン(電動ミシンなど)の場合は、縫い代が約6.5mmとなるように生地をキープして縫うしかありません。そのため生地の端の目安となるようなテープまたは固体をミシンに取り付けましょう。

布位置の目安テープまたは固体取り付けの例:

紙を用意し、縫い代6.5mmのところに細い線を引きます。

この線の真上に針を落とします。紙の端はミシンと垂直になるように気を付けて押さえておきます。

紙の端のラインに合わせて、マスキングテープを貼ります。これが布の端の位置の目安となりますので、よく見ながら縫っていけば縫い代6.5mmで縫うことができます。マスキングテープは布送りに被らないように貼りましょう。

マスキングテープの代わりに高さのあるもの(ポストイットなど)を貼ると、布を当てて縫いやすくなります。ポストイットの場合はズレやすいため、下のほうをマスキングテープでさらに固定すると良いでしょう。

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以上、ご自分のお手持ちのミシンに合わせていろいろ工夫してみてくださいね!

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