90度以外の角へのパイピングのつけ方

こちらのテーブルランナーにパイピングをつけていきます

正方形や長方形など角が90度のときのダブルパイピングのつけ方はこちら↓の記事で書きましたが、90度以外のときも基本は同じです。まずはこちらをマスターしておきましょう。

角の少し手前まで縫う

では縫い代7㎜で縫っていきましょう。ミシンの押さえを基本の押さえからパッチワーク専用押さえに交換しておきます。(【参考】『ミシンキルトは7MM(1/4インチ)エッジが基本!』)縫い目の粗さは2.6くらいに、少し粗目にします。

パイピング布を端から20cmほど残して縫い始めます。

角に近づいてきたら、角のラインから2~3mm手前で縫うのをやめます。

正確には、
・角が90度の場合 →7mm手前まで縫う
・角が120度(六角形の角など)の場合 →およそ4mm手前まで縫う
・角が90+45度(135度)の場合 →およそ3mm手前まで縫う
・角が90+60度(150度)の場合 →およそ2mm手前まで縫う

となります。今回の角は90+45度(135度)なので、およそ3mm手前まで縫います。だいたいでOKです!

というのも次の項目で布を折り返すのですが、端まで縫ってしまうと折り返せなくなるので、折り返せるギリギリまで縫うというわけです。

パイピング布を折りたたんで縫う

パイピング布を、次に進む方向と一直線になるように、角を支点として折ります。

そのまま、角を支点に折り返して、次に進む辺に沿わせます。

パイピング布を折り曲げたところが90度になっていれば大丈夫です。この状態でまた7mmエッジで縫っていきます。

あとは同様に繰り返します。次の角は90度なので、7㎜手前まで縫いました。

次に進む向きと一直線になるように折り曲げて、

角を支点に再度折り返して7mmで縫っていきます。

次の角はまた90+45度(135度)なので3mm手前まで縫って、一直線に折り曲げ、

戻してきて7mmで縫います。

スタートした地点から20cmほど離れた地点でストップします。

パイピング布を繋げる

パイピングのはじめと終わりを繋げます。ここはいつものやり方と同じです。少しピンと張った状態で、6cm重ねてカットします。

中表にクロスに重ねて、対角線を縫います。詳しくは『【大物キルト向け】ダブルパイピングの繋げかた・縫いかた』を参考にしてください。(※今回のような小物だと、『【小物キルト向け】ダブルパイピングの縫いかた』の方法で繋ぐほうが簡単かもしれません)

鉛筆の線上を縫ってカット
爪で縫い代を開いておく

アイロンでキレイに整えて、本体に縫いつけます。

縫いはじめと縫い終わりは少し重ねて返し縫い

裏に折り返してマチ針でとめる

裏に折り返してマチ針で固定していきます。折り返しやすいようにアイロンでパイピングのキワを立てておきます。

角はこんなふうになっているはず

まずは直線部分を先に固定します。

そしてコーナー部分を整えます。左側をまっすぐに折り込んで、

右側を上から重ねるように折ります。角は細かめにピンを差しておきましょう。

表から見るとこんな感じ

ミシンで縫いつける

表からミシンで縫いつけます。パイピングと表地の境目に針を落として縫っていきます。

キワに針を落として縫う

最初と最後は返し縫いをして、完成です。

角はこのように
角の裏側

以上です。ぜひ四角形以外のキルトも作ってみてください♪