キルト綿が足りないときは縫いつなげる
キルト綿の幅以上の大きな作品を作るときや、手持ちのキルト綿が足りないときは、キルト綿どうしを縫いつなげて使用します。
手縫いでまつることもできますが、ミシンだと簡単に速く繋げることができます!(※以下、janome家庭用ミシンを使用)
また、便利な「キルト綿つなぎテープ」(バイリーン)も最後に紹介します。
厚手のキルト綿の場合は「ジグザグ縫い」がオススメ
厚手のキルト綿の場合(100g/m2)、ミシンの飾り模様の「ジグザグ縫い」でキレイに繋げられます。
振り幅は最大の7.0、送り目も最大の5.0にしました。
キルト綿にある程度の厚みがあるため、互いにキレイに突き合わせられ、通常のジグザグでも十分平らに縫いつなぐことができました。
(※わかりやすいよう赤い糸を使用しています)
薄手のキルト綿の場合は「トリコット縫い」がオススメ
薄手のキルト綿の場合(60g/m2)、通常のジグザグで縫いつなげると、縫えなくはないですがキルト綿どうしが引き寄せられ、少し盛り上がった感じになってしまいます。
そこで、伸縮性のある布などに適した「トリコット縫い」でやってみたところ、こちらのほうが自然に平らに仕上げることができました。(以下)
振り幅は最大の7.0、送り目は1.5にしました。 送り目が3.0の長めのステッチでも十分繋げることができましたよ。
万能な「キルト綿つなぎテープ」
ミシンが無い場合や調整が面倒な場合、またはとにかく楽に綺麗に仕上げたい場合は、バイリーン社の「キルト綿つなぎテープ」が便利です。
開けてみると、バイヤスで伸縮性の高いテープが入っています。
テープのざらざらした面(樹脂面)を下にして、キルト綿どうしの繋ぎ目の上に置き、アイロンで接着させます。
アイロンは中温にし、横に滑らせず、1回1回上から押さえるようにして熱を加えます。
くっつきました!横に延ばしてもしっかりくっついています。
縫い合わせる方法に比べると少し割高にはなりますが、間違いなく平らでキレイに仕上げられることがわかりました。
まとめ
- 厚手のキルト綿の場合:通常のジグザグ縫い(振り幅7.0、送り目5.0)
- 薄手のキルト綿の場合:トリコット縫い(振り幅7.0、送り目1.5または3.0)
- どれにでも万能:バイリーン「キルト綿つなぎテープ」をアイロン接着
(以上、janome家庭用ミシンの場合)
ミシンによっても異なる部分があると思いますので、余ったキルト綿などで試してみてから本番に適用してくださいね。