Snow Ball(スノーボール)のキルトをつくりましょう。ボールと呼んでいますが、近くでみたら八角形です。正方形の布から四隅を落としてつくりますよ♪
並べたときに綺麗なように、なるべくたくさんの色が入っているチャームパックを選びました。USAコットンmodaのCharm Pack “It’s a HOOT by MoMo” にしました。12.7cm×12.7cmのカットクロスが42枚入っています。
【今回の完成形】スノーボールのキルト(サイズ:横106cm×縦121cm)
チャームパックのカットクロス計42枚を6×7ですべて並べて作ります。
白生地を正方形にカットする
スノーボールの四隅にくる白生地をカットします。好きなサイズで良いのですが、ここでは4.5cm×4.5cmにカットしました。
四隅に縫いつける
柄生地の四隅に白生地を中表に置き、白生地の対角線上をミシンで縫います。
このとき、下図のように白生地に線を引いてもよいのですが…
かなりの数を縫うため、ミシンの中心線に印をつけておく方法のほうが便利です。針を落とした位置からまっすぐ手前にマスキングテープを貼ります。
あとは白生地の角が常にこの線上にあるようによく見ながら縫っていきます。そうすると白生地1枚1枚に線を引く必要がありません。
4か所とも同様に縫います。
四隅を切り落とす
縫えたら、縫い目から7mmのところで切り落とします。
4か所とも同様に切り落とします。
アイロンで開く
柄生地の表側からアイロンで片倒しに開きます。
スノーボールのピースの完成です。これを42枚分すべて同様に行います!
今は例として1ピースのみ作ってみましたが、実際にはこのように(↓)チェーンピーシングで続けて縫っていきますよ。
配置を考える
全ピースできたら、配置を考えます。今回のようにカラフルな生地の場合はどう並べるか考えるのがとても楽しいですね!私は同じ色の生地を固めて配置してみました。
ワンポイント入りのラティスをつける
そのまま繋げても良いのですが、今回はラティスを入れて布1枚1枚のデザインを際立たせました。
まずは横一列に繋げます。白生地の幅はスノーボールを作ったときと同じ4.5cmでカットしています。ミシン押さえはパッチワーク専用の7mm押さえに交換しましょう。縫い目の粗さは2.2(標準)くらいで構いません。 (参考『ミシンキルトは7MM(1/4インチ)エッジが基本!』)
縫ったらアイロンで倒しやすい方向に倒しておきます。
つぎに、このようなワンポイント入りの白生地を作ります。
ハギレ等を活用する場合はこのように1つ1つカットして繋ぎ合わせて作ってもよいですが、、↓
ハギレが無い場合はストリングを縫ってカットしていくととても速いです。
12.7cm(スノーボールと同じサイズ)幅の白生地と、4.5cm幅のピンク生地をカットし、長手方向に縫い繋げます。
縫えたら、27cm強くらいでカットしていきます。※あとで4.5cm幅にカットすることになるので、4.5の倍数+α(余裕)で27cm強にしました。考えるのが面倒な場合は半分にカット→縫う→また半分にカット→・・・を繰り返していけばよいです。(ロスは出ますが)
4本カットできましたが、今回の配置だとあと1本と、端にくる白生地が1本必要になります。私はハギレから取ったので写真が無くてすみません・・・。
アイロンで白いほうに倒します。通常は濃い色のほうに倒すことが多いですが、スノーボールの生地と縫い合わせるときに縫い代が互い違いになるようにしました。
これらをまた長手方向に縫い繋いでいきます。
4.5cm幅でカットしていきます。
するとこのようなワンポイント入りのストリングが一度にたくさんできます。
これを縫っていきます。交差するポイントはしっかり合わせてマチ針でとめるか、指で押さえながら縫っていきましょう。
アイロンでこのように片倒しにします。(下のピース:ウラから見た写真)
同様にどんどん縫い繋いでいきます。
できました。ピシッとそろうと嬉しいですね。
ボーダーをつけてキルティングしました
ぐるりと周りに白をつけた後、ピンクのボーダー(moda生地の《27298-34 BUNGALOW》)をつけて大きさUP、イメージもさらに明るくしました。
ピンクのボーダーの布は11.5cmでカットしました。
裏地は同じくmoda生地の《27291-32 BUNGALOW》を2枚カットし、縫い繋げて縫い代を割りました。
つぎはキルト芯を挟んでキルティングです。キルティングの手順についてはこちらをご参照ください。→『【基本】ミシンキルティングの手順(直線とフリーモーション)』
今回はこちらのミシンフレームを用いてフリーモーションキルトを入れました。
ミシンに取り付けたレーザーポインターでキルティング模様をなぞりながらキルティングできます。ボーダー部分に葉っぱの模様を入れました。
中心部分は直線格子のキルティングにしました。
ダブルパイピングをつけたら完成です。→『【大物キルト向け】ダブルパイピングの繋げかた・縫いかた』
チャームパックを余すことなく使用できるので作りやすいですし、色合わせに悩みません♪ぜひ作ってみてください。