ウィリアムモリスのキルティングバッグ(内袋なし、簡単な作り方)

今回はパッチワークせずに1枚布で作るキルティングバッグの作り方をご紹介します。お財布やスマホ、ハンカチなどを入れてちょっとそこまで行くのにちょうど良いミニバッグです。

【今回の完成形】1枚布のキルティングバッグ(サイズ:高さ23cm、横34cm、底マチ11cm)

使用材料:
・表地 Best Of Morris 8217-32 アネモネ(黒地にオレンジ) 30cm(※柄の出方を選ぶ場合は50cm~推奨)+バッグ口のバインディング分 6cm×約75cm
・裏地 Folktale 5125-16(オレンジのストライプ) 60cm
・キルト芯 [キルト綿/接着キルト芯]片面接着 ソフトタイプ MKM-1(120g/m2) 40cm
・持ち手 KT30 本革パーツ付アクリル持ち手 42cm 2本1組入 / ハンドメイドバッグ用 

表地をカット&縫いつなげる

表地にはウィリアムモリスのアネモネの花の生地を選びました。柄に向きがあるので、2面それぞれをカットします。今回は29cm×36cmを2枚カットしました。

これらを1枚に縫いつなげます。柄の向きに注意して中表にし、底の部分を1cmの縫い代で縫います。

ミシン台に1cmの印が無い場合はあらかじめ1cmの線を引いておきましょう。

縫えましたら、アイロンで縫い代を割ります。これで表地の準備完了です。

裏地とキルト芯をカット

バッグにするので、キルト芯は少し厚手の接着キルト芯を使用します。
キルト芯のサイズは縫いつなげた表地と全く同じサイズにカットし、アイロンで接着します。

裏地のサイズは表地よりも上下1cm、左右2cmほど多めにカットします。今回のサイズですと、40cm×58cmにカットしました。(実寸に合わせてください)

下から順に、裏地(裏が上)→キルト芯+表地(表が上)となるように重ねて、待ち針や安全ピンなどで要所要所を固定しておきます。

キルティングをする

好きなパターンでキルトします。今回はとにかく早くシンプルに仕上げたかったので、縦一直線のキルティングにしました。

ミシンの押さえを上送り押さえ(JANOMEの場合は、”送りジョーズ”)に付け替えます。

糸の色ですが、上糸は表地の色、下糸は裏地の色に合わせておくと綺麗な見た目にできます。試し布で糸調子を見ながら、縫い目の大きさを2.6~3.0あたりで調整します。

キルティングしていきます。

できました。

このとき、最初に縫いつなげた底の一直線もキルトしておくことをオススメします!(※今回忘れてました)あとで底マチを作るときに役に立ちますよ。

バッグに仕立てる

裏布のはみ出た部分を次のようにハサミでカットします。底のラインまで切らず、2cmほど残した状態でカットします。

中表に半分に折りたたみ、サイドを縫い代1cmで縫います。このとき、糸の色は上も下も表地の色にしておくと、後々表に返したときに糸の色が目立ちません♪

マチ針で要所要所をとめます。
本体部分を縫い代1cmで縫います

縫えたら、カバンの口の部分の余分な布はキレイにカットしておきます。

つぎに縫い代を綺麗に始末します。余らせている裏地を三つ折りにするとちょうど綺麗に始末できます♪

三つ折りにしたらクリップなどでとめておきます。このとき、「裁ほう上手」などの仮止めボンドも併用すると縫うときにズレなくて便利です。

糸の色を上糸・下糸ともに裏地の色に替え、縫い代を包んだ箇所をミシンで縫います。本体の縫い線よりも外側を縫うようにしてください。

カンタンに縫い代の始末ができました。

底マチをつくる

お好きな幅で底マチを縫います。

サイドのセンターと底のセンターのラインは必ず合わせるようにしてください。今回は11cmのマチにしました。

マチ針で固定してから縫います

このあと底板を入れる予定なので、マチ部分の縫い代はそのまま放置でよいです。気になるかたは三角形を底に手でまつりつけてください。

底板をつくる

ハサミで切れる程度の厚みのプラスチックの板を用意します。ここでは100均の底板を使っています。

底のサイズに合うようにカットし、角も丸くカットします。今回のサイズだと21.5cm×10.7cmくらいになりました。実寸に合わせて適宜調整しながらカットしてくださいね。

裏地で使用した生地で、この板を包んでいきます。まず、生地を24cm×24cmにカットし、中表に半分に折ります。
底板を輪のほうにそろえて置き、底板にそって線を引きます。

返し口を残して、線よりも少し外側を縫います。

縫ったら縫い代を角丸に合わせて整え、角の部分はハサミで少し減らしておきます。

ひっくり返す前にアイロンで折り目をつけておくと綺麗にできます。

ひっくり返します。

先ほどの底板を入れ、口をとじます。手で縫ってもいいですし、裁ほう上手などのボンドでとじてもよいです。

バッグの底に入れ込んでください。

パイピングをする

バッグの口をダブルパイピングで始末します。やり方についてはこちらのとほぼ同じなので、参考にしてください↓
(※バッグの場合は、最初は三角形に折らずに直角に折ると綺麗です)

【小物キルト向け】ダブルパイピングの縫いかた
6cm幅にカットし、半分に折ります

切り口どうしを合わせてパッチワーク押さえで縫っていきます。(縫い代1/4インチ、約6.5mm)

糸の色は上糸・下糸ともに表地の色で

持ち手をつける

持ち手は市販のものを使用しました。⇒「KT30 本革パーツ付アクリル持ち手 42cm 2本1組入 / ハンドメイドバッグ用」 本革パーツがついていて高級感が出ますよ♪

持ち手が真ん中にくるようにきちんと測って、仮止めします。

お好きな位置につけてください。今回は持ち手と持ち手の間が10cmになるようにしています。

持ち手の切れ端がやや痛いので、裏に少し折りこむ形にして、四角&対角線を縫いました。糸の色は、上糸が持ち手の色、下糸が裏地の色になるようにします。

完成です!

底板を入れているので、重い財布を入れてもバッグが変形せずに良い感じに仕上がりました♪

色違いをたくさん作りたくなります!

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使用材料:
・表地 Best Of Morris 8217-32 アネモネ(黒地にオレンジ) 30cm(※柄の出方を選ぶ場合は50cm~推奨)
・裏地 Folktale 5125-16(オレンジのストライプ) 60cm
・キルト芯 [キルト綿/接着キルト芯]片面接着 ソフトタイプ MKM-1(120g/m2) 40cm
・持ち手 KT30 本革パーツ付アクリル持ち手 42cm 2本1組入 / ハンドメイドバッグ用