Blue Work Quilt of Irish Chain and Ohio Star

オハイオスターのBlue Workキルト

伝統的なキルトのパターンである「オハイオスター」と「アイリッシュチェーン」を組み合わせたベッドカバーをつくります。

青~紺系の生地と白~クリーム系の生地のみを使った、Blue Work(ブルーワーク)のキルトにすることで、よりトラディショナルな雰囲気にしました。

【今回の完成形】シングルサイズのベッドカバー(220cm×140cm)

アイリッシュチェーンのブロックを作る

まずはアイリッシュチェーンのブロックをストリングから作ります。

白系の生地とブルー系の生地をストリングで用意します。生地幅長さから6ブロック分取れます。※今回の計画ではアイリッシュチェーンブロックは8ブロック必要なので、もう1組カットするかハギレなどから取って2ブロック追加します。

太いストリングの両サイドに細いストリング(8cm幅)2本を縫い代7mmで縫いつけます。(参考:『ミシンキルトは7MM(1/4インチ)エッジが基本!』
一番右の白いストリングはそのまま何もしなくて大丈夫です。

アイロンで片倒しにします。

こんな感じで3種類できました。

そうしたら、金太郎飴の要領で8cm幅でカットしていきます。何もしなかった白いストリングも同様にカットします。

両サイドに青がついたストリングは8cm幅でカットします。1ブロック分は2カットで出来ます。今回は8ブロック作るので、どんどんカットしていきますよ。

こちらも同様に8cm幅でカットしていきます。

真ん中が青で両サイドが白のストリングは、14.7cm幅でカットします。

白のストリングは8cm幅でカットします。

カットできたら、このように並べます。

これらを縫いつなげればチェーンブロックは完成です。
まずは中央のナインパッチ部分を縫い繋げます。縫い代は両開きにしました。

続いて、両サイドの白を繋げます。倒しやすいほうに片倒しにします。

最後に上下のピースを繋げます。倒しやすいほうに片倒しにします。

アイリッシュチェーンのブロックができました。同様にあと7ブロック製作します。

オハイオスターのブロックを作る

次に、オハイオスターのブロックを7つ作ります。

まずは三角つなぎ以外の部分をカットします。
1ブロックあたり、
白 14.7cm×14.7cm を4枚
青 14.7cm×14.7cm を1枚 カットします。

続いて、三角つなぎのリボンブロックを作ります。
青と白の生地をそれぞれ17cm×17cmで、1ブロックあたり2枚ずつカットします。
※アクセントをつけるため、白生地のうち1枚は柄入りの生地を使用しました
※青2枚、白2枚からリボンブロックが4つできます

白生地の対角線に線を引きます。

青生地と白生地を中表に重ねて、まち針で固定します。線を引いた対角線の両サイド7mmのところを縫っていきます。パッチワーク専用押さえの板が対角線上を通るよう維持しながら縫います。

縫えたら、対角線上でカットします。

アイロンで色の濃いほうへ倒します。

これをもう1組作ります。同じものでも良いのですが、アクセントをつけるため、白生地→赤い柄入りのクリーム生地にしてみました。

次にこれらを2枚ずつ中表にセットするのですが、どちらか1枚の裏側に、縫い目と垂直方向の対角線を引いておきます。

互い違いになるよう中表に重ねます。指で縫い代部分を上から触って、ピッタリ合っていることを確認してください。
※アクセントの柄生地を入れた場合は、白生地と柄生地のブロックを合わせます。

まち針で固定したら、先ほどと同様に、対角線の両側7mmのところを縫います。

押さえの板が対角線を通るように

縫えたら、カットする前に開いてみて、間違っていないか確認することをオススメします。

真ん中もズレておらず大丈夫そうなので、対角線上をカットします。

アイロンで縫い代を割りました。

耳をカットしたらリボンブロックの完成です。

このように並べます。

横に縫いつなげたあと、縦にもつなぎます。

オハイオスターのブロックの完成です。同様にあと6ブロック製作します。

交互に並べて縫いつなげる

ブロックができたら、アイリッシュチェーンのブロックとオハイオスターのブロックを交互に並べて配置します。

オハイオスターがチェーンに囲まれた感じになり、一気にダイナミックな印象です!

横一列を縫いつなげ、縦に縦にと繋いでいきましょう。

縫い代はアイリッシュチェーンのブロック側に片倒しにしました。

水色のボーダーをつけてサイズアップし、トップの完成です!

ロングアームミシンでキルティング

今回はサイズが大きいので、ミシンフレームを使ったキルティングを行いました。フリーハンドでやるにはまだ慣れていないため、ステンシルを作成しました。

手作りのステンシル

ステンシルを使ったミシンキルティングについては、こちらの記事をご参考ください。『ステンシルを使ったフリーモーションキルトの練習』

水で消えるペンを使ってマーキングし、線上を追いかけるように縫いました。ミシンフレームを使うととっても速く、シングルサイズのキルトでも丸一日くらいでキルティングが完了しました。

余分な生地をカットし、ダブルパイピング(バインディング)を縫います。

『【大物キルト向け】ダブルパイピングの繋げかた・縫いかた』

水通ししてペンの跡を消したら完成!

サイズが大きいと トップ→仕上げ の工程がなかなか大変ですが、ミシンフレームのおかげで時間を節約することができました。
Quilt Shop PINEAPPLEのお教室でも使うことができますので、ぜひ大きな作品にも挑戦してみてください。