ジグザグ模様が浮き出てくるパターンを簡単に作ってみましょう。今回はUSAコットンmodaのJelly Roll(ジェリーロール)というカットクロス(幅が約6.3cm×長さが約110cmの布が40枚入っているパック)の中から、Amy Ellisさんによる”Adventures”を選びました。⇒生地購入はこちら:ジェリーロール『Adventures by Amy Ellis』
【今回の完成形】ランチョンマット(約29cm×35.5cmの小ぶりサイズ)
濃淡グラデで4本セレクトする
Adventuresを開けると、青や緑、オレンジ、モノクロなどのカラーがグラデーションされて入っています。ランチョンマットは汚れが目立ちやすいので、濃い色を混ぜた配色にしてみたいと思います。この中から濃→淡となるように4本セレクトします。
長さ方向に両サイドを直線縫い
つぎにこれらを縫い代7mmで直線縫いでつなげていきます。目のあらさは2.0でいきます。ミシンの押さえをパッチワーク専用押さえに交換しておきましょう。(参考『ミシンキルトは7MM(1/4インチ)エッジが基本!』)
2本ずつ中表に合わせて、両サイドを縫っていきます。
※1本目が縫えたら、糸を切らずにつづけて2本目を縫います。(チェーンピーシングといいます)さらに、そのまま1本目の反対側、2本目の反対側と縫っていきましょう。
センターでカット
両サイドが縫えたら、センターでカットします。7mmエッジで縫えていたら、ちょうど縫い目と縫い目のあいだが5cmになっているはずなので、縫い目から2.5cmのところに定規を当ててカットしましょう。
カットできたらアイロンで片倒しにして開いておきます。開く向きは、一方向となるように、また色が濃いほうへ倒すようにします。
4色を縫いつなげる
2色入りの細いストリングがそれぞれ2本ずつできていると思います。これらをはじめの配色の通りになるよう、直線縫いで縫いつなげます。4色入りのストリングが2本できるはずです。
縫えたら先ほどと同様にアイロンで縫い代を一方向に倒します。
正方形でカット
キレイにアイロンできたら、正方形になるようにカットしていきます。個人個人で縫い方やアイロンにクセがあるので、幅を採寸して同じ長さでカットしていきましょう。(計算上は一辺が約8.4cmとなるはずです)
配置を考えて縫いつなげる
たて→よこ→たて→よこ・・・と交互に配置してみましょう。濃い布がジグザグに見えてきます。
配置・ブロック数が決まったら縫いつなげましょう。ミシン目のあらさは2.2にセットします。まず横一列に4本縫い、そのあと縦にも縫いつなげていきます。
縦につなげる前にきれいにアイロンしておきましょう。今回は一方向ではなく、ヒダの向きを考えて倒しやすい方向に倒しました。
縦に縫いつなげるときは、交差するポイント部分はマチ針でとめておくと綺麗に仕上がります。
縦につないだ縫い代は両開きにしました。
このように縫いつなぐことができました。『Sundropsの春色三角つなぎ』のときのようにHoney Bunsを使えばセンターカットしなくてもできますが、Jelly Rollsだと1本のカットクロスから細いストリングが2本取れるので、長さが必要なときにはこのようなやり方も便利です。
お好きなアイテムに仕立ててみてください。
小ぶりなランチョンマットにしました
グリーン系のほかに、オレンジ系も作ってみました。小さめのテーブルに合わせた小ぶりなランチョンマットに仕立ててみます。(※Jelly Rollsから作るとまだあと4ブロックほど残っていると思うので、横に1列足すと通常サイズのランチョンマットになりますよ)
【つくりかた】
裏地とキルト綿を2~3cmほど大きめにカットします。3枚を合わせて、自由にキルティングをします。
ミシンでキルティングをする方法については、こちらの記事をご参照ください↓↓
キルティングはすべての直線部分に落としと、白い布の部分に折れ線のような模様を入れてみました。たくさん入れたのでしっかりと押さえられ、丈夫になりました。これで洗濯機でガシガシ洗っても大丈夫です。
キルト定規を使って綺麗にトリミングカットします。
パイピング布を同じJelly Rolls “Adventures”の中から選びました。3本使用しました。3本とも異なる柄でも面白いですよ。
3本をつなげて大物向けダブルパイピングのつけ方でつけます。詳しくはこちらの記事をご参照ください↓↓
パイピングをつけたら完成です。